水腎症

水腎症とは腎臓で作られたおしっこが腎臓の中にたまって、腎臓がふくらんでみえる状態をいいます。
図の矢印の様におしっこの通り道に狭いところがあると、水腎症になります。妊娠中のエコーで見つかることも少なくありません。

■当科の診療の特徴

初診時にエコーで検査をします。程度の軽い水腎症はエコーで経過を観察します。多くは成長とともに自然によくなります。程度の強い水腎症では腎機能を調べる画像検査(核医学検査)を行います。腎機能が低下している、程度が悪化する、痛みが起きる、尿路感染を繰り返すといった水腎症では手術を考えます。

■当科で行う手術の特徴

尿の通り道の狭いところを切除して、つなぎ直す手術(腎盂形成術)を行います。当科では基本的に内視鏡を用いた以下の二つの術式を行っています。

①内視鏡補助下腎盂形成術
15kg以下の乳幼児が対象です。当科が独自に開発した小さな一つの傷(1.5~2cm)で行う手術です。体の横の小さな傷ですので術後にほとんどわからなくなります(写真)。術後は一時的におしっこの出口から細いチューブを入れておき外来で抜く場合と、ダブルJステントといわれる細い管を体内に残し、後日日帰り手術で内視鏡をいれて抜去する場合があります。

②腹腔鏡下腎盂形成術
15kg以上の幼児や学童では内視鏡操作のみで腎盂形成術を行います。道具をお腹に挿入するための5mm程度の小さな3か所の傷のみで手術を行います。尿管をつないだ部分にダブルJステントといわれる細い管を残してきます。この管は体の外には出ていません。術後4~6週間後に日帰り手術で尿道から内視鏡を入れて抜きます。(経尿道的尿管ステント抜去術)

■入院期間

通常2泊3日で行います。

■手術成績

1年間に約15名の手術をしており、成功率は95%以上です。手術をしたのに痛みが取れない、時間がたっても腎臓の腫れが引かないという場合は再手術を行うことがあります。

水腎症パンフレット

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